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韓国旅行記を引っ張り出してきました。 まさか私も、世の中の韓国ブームにはまってしまうとは。 もともとは浜名湖花博自転車旅計画だったのに、友達と韓国ドラマの話をしているうちに、 「ロケ地巡りする?」と予想外の展開になり、その勢いで6日間の旅に出てしまいました。 一緒に行く友達は4度目の韓国なので、航空券だけ取り、宿泊先は適当に探そうという、 バックパッカー旅でも、心強さ満点。 チュンサン好きの友達と、イ・ビョンホン好きの私、リュック一つで出発です。 19時関空発だったので、仁川に着いたのは21時前、 リムジンバスに乗ってソウル市内へ着いたのは、23時前でした。 普段ならもう眠い時間帯なのに、一面ハングルばかりの世界にテンションは上がり、 看板など無駄に音読しては喜び、かなりおかしくなっていました。 そして無事宿泊先も見つかり、一日目が終了しました。 二日目、相変わらずハイテンションのまま行動開始です。 まずはミーハー旅の定番、ソウル中央高校へ向かいました。 構内を散策していると、関西テレビのロケ班がやってきて、特番の撮影が始まりました。 オセロの松嶋さんとユンソナさん、船越英一郎さんまで見られ、ちょっと得しました。 すぐ近くにあるユジンの実家ロケ地はカフェになっていて、日本人でいっぱい、 (そういう私もその中の一人ですが)ちょっと圧倒されてしまいました。 中へは入らず、そのまま昌徳宮まで20分ほど歩いて行きました。 下町の風景は、日本の田舎というより少し時間を巻き戻したような雰囲気で、 街のおばちゃんたちの大声量おしゃべりを聞きながら、 自分もだんだん韓国の雰囲気に馴染んでいく感じがしました。 そして昌徳宮に到着、日本語ガイドツアーの時間にギリギリ間に合い、 90分の見学開始です。 ふと観ると、台湾で観たときと同じように、屋根の上に何かが並んでいました。 ガイドさんの説明で、三蔵法師ご一行と知り、納得しました。 見学ツアーが終わり、敦化門へ廻ってみると何やら儀式が始まっていて、 思わず立ち止まって見入ってしまいました。 その後もロケ地巡りは着々と進みました。 ほとんど地下鉄と徒歩で行動したため、一日中坂を上っては下りてを繰り返し、 かなりへとへとな一日になりました。 コンビニや商店で買った500ウォンの氷菓の美味しいこと! 歩きまわって感じたのは、おじさんもおばさんもすごくおしゃべり好き! 友達は少しだけ会話が出来て、韓国で馴染む顔立ちだからか、 よく道を訊かれたり、韓国語で話しかけられたりしていました。 典型的な日本人顔の私は、お店で挨拶しても全然返してもらえなかったり、 南大門市場では怪しい日本語でブランド品の偽物や革製品、海苔を勧められてました。 この違いはなんなんだー! そして三日目、春川へ向かいました。 国鉄を利用したのですが、友達とは指定席が隣同士で取れず離れてしまいました。 少し緊張しながら座っていたら、隣になったおじさんが韓国語で話しかけてきました。 おそらく、停車駅について訊かれたと思うのですが、 「ごめんなさい、分からないです」と日本語で答えると「あぁ、日本人か」と言われました。 韓国語は日本語を"くちゃ"とした感じに聞こえるので、 耳が慣れてくると何となく内容が推測できるようになってきます。 おじさんは私と何か話したそうな雰囲気でしたが、話せる言葉が、 私は日本語、おじさんは韓国語なので、お互い微笑み合うばかりで、 ちょっともどかしかったです。 春川駅で友達と再会すると、彼女の隣にはニコニコしたおじさんがいました。 アンティーク家具屋をリタイア後、英語をマスターし、今は日本語勉強中の67歳の方で、 2時間ほど、観光客だと絶対体験できない春川の地元を案内してくださいました。 日本ではあり得ないくらい本当に親切で(全部ごちそうしてもらった)、 韓国を知ってもらいたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。 「韓国人をどう思いますか?」と訊かれたので、「とても親切で温かい」と答え、 思い切って「日本人をどう思いますか?」と訊いてみると、 「日本人は戦争後、心を入れ替えて変わったから過去は許します。これからが大切です。」との答えが返ってきました。すごく重みのある言葉でした。 おそらく初めて日本人と接するお餅屋のおばあさんも韓国語でいろいろ説明して下さり (おじさんが通訳してくれた)、根底には日本人に対する抵抗感がある中で、 それ以上に親切にして下さるという、言葉にするのは難しいけれど、 確かに感じる人と人の繋がりが、少しずつでも良い方向へ進めればいいなと感じました。 おじさんと別れた後、ミーハー旅が始まりました。 レンタサイクルがあれば簡単に廻れるのに、と呟きながら、 簡略された頼りないロケ地案内地図を片手にうろうろと迷いながら歩き続けました。 タクシーで廻れば簡単だけど、歩くと地元を観られる面白さがあるのです。 なんとかユジンの路地を発見し、その近くにあるはずのチュンサンの家を探していたら シャツ1枚で夕涼みをしている地元のおじさんが、遠くから韓国語で 「ぺ・ヨンジュンの家はこっち!この道をまっすぐ行って、左に曲がると看板が出てるよ!」 と叫びながら教えてくれました。 慣れたものねと可笑しい反面、言葉を超えて親切にして貰える有難さに嬉しくなりました。 夜は高校生の街頭インタビューに声を掛けられ、「あ、分かりません」と日本語で答えると 「きゃ!日本人だった!ごめんなさい!!」と可愛く慌てて去っていかれたり、 韓国に来て、一番韓国語が話せたらいいのに、と悔しく思った日でした。 四日目、さらなるミーハー旅は続きます。目指すは南怡島。 国鉄で春川から加平へ行き、タクシーを使って船乗場まで行きました。 春川のタクシーはメーター通りだったけれど、ここでは勝手にチップを取られました。 日本人だから分からないと思ったね、きっと。 そしていざ南怡島へ。船では日本語があちこちから聞こえ、さすが定番スポットだわと 自分も一員のクセに思ってしまいました。 さすが人気スポット、レンタサイクルは常に5~6人待ちでした。 半分観光地化、半分は自然、という不思議な島でした。 五日目、六日目は再びソウル市内をお散歩。 ちょうど独立記念日に滞在していたため、日本人と分かると何か攻撃されないかしらと、 少し緊張していましたが、南北統一の学生デモに遭遇しただけでした。 明洞、新村、仁寺洞、狎鴎亭などなど、お買い物をして過ごしました。 初めての韓国は本当に楽しかったです。嫌な目にも遭わず、みんなとても親切でした。 観光客対象でないお店に入っても、身振り手振りをつけて韓国語で一生懸命説明してくれる女の子や、おまけや割引をしてくれる屋台のおじさんに、感謝感謝です。 ミーハーで訪れた春川が一番印象深く、ほんの少しだけどほんとの韓国に触れた気がします。 韓国語が話せると、ソウルでもまた違う面が見られたように感じるので、少しずつでも韓国語を覚えていこうと思います。 食べ物も美味しいし、2時間弱で来られるし、日本のルーツも感じられて面白いし、また行く気満々、今度は板門店へ行きたい。
by hiyori_cg
| 2005-02-05 22:18
| 韓流
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